作成者別アーカイブ: Kミュージックラボ

NO 186

覚醒 15 扉が開いて阿井真舜の長身が階段を下りてきた。恂子は思わず立ち上がっている。どうゆうわけか、阿井の姿が光の中ににじんでいた。 「やはりここにいましたね」「・・・・・」何も言えない。阿井は、恂子の肩にかるく手を置 … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO 185

覚醒 13 広く美しい内海であった。大小の島々が浮かび、それぞれが、様々な彫刻を施した石製の橋で繋がれていた。岸から離れて壮麗な神殿が建ち、そこまでは、広い水路とその両側に並行する石の道が続いていた。高い6角の石柱のむこ … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO 184

覚醒 11 槙原恂子は東口をぬけて、ゆっくり歌舞伎町へ向かっていた。相変わらず、人また人である。信号を渡って新宿コマのほうへ、、人波に押し流されるようにして歩いて行く。(理佳は彼と逢ってるかな)(良ちゃんはどうして早く帰 … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO 183

覚醒 9 怐子は、ようやく理佳の前へ行って、ビールを持ち上げた。「終わったらコーヒーでも飲もうか」目の前にある満杯の2つのグラスに、手で蓋をするようにして、理佳が誘った。 終わりに理佳の謝辞があり、締めの乾杯がそれに続い … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO182

覚醒 7 世界的規模で発生していた集団自殺も、ようやく下火になり、一時あれほどテレビを賑わした海底火山の話題も忘れかけようとしている頃、編集部では、5月いっぱいで退職する理佳のために、送別会と結婚を祝う会を兼ねて行うこと … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO 181

覚醒 4 「先輩どうしたんですか」恂子に言われて、理佳は現実に返った。あの時の彼との光景を思い浮かべると、理佳は、ほんのすこしだけれど、放心状態になるらしい。「ごめん、何でもないのよ。そんなわけで、あっという間に決まって … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO 180

覚醒 1 4月に入って、曲助教授の予想したとうり、海底火山の噴火が続いた。1日には、ニュージーランド北方のケルマディック諸島で2ヶ所、1日おいて、3日には、ハワイ島南方で2ヶ所、それぞれ数時間の間隔で噴火した。時を同じく … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO 179

皆様、明けましておめでとうございます。旧年中は、公私ともにお世話になり、たいへんありがとうございました。本年もご指導のほど、宜しく、お願い申し上げます。 さて、今年は、弘前市合唱連盟が創立60周年を迎えます。この記念すべ … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO178

兆候 18 ドアが開いて山崎が入ってきた。「あれ、デスク、どうしたんですか」「お前らね、コレがね」と山崎が親指を立てる。「タダでコーヒーチケットを切るとでも思ってんのか。会議室がふさがってるんで、ここで、やれとよ」「やっ … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。

NO 177

兆候 16 3月28日。連続して起こった海底火山の噴火によって、日本の漁船団が被害を受けた。救助にむかうはずの、気象庁特別海洋観測船”いるかⅡ号”は、別の海底火山の噴火にあったもようで、乗組員全員が船もろとも行方不明にな … 続きを読む

カテゴリー: 定期更新 | コメントは受け付けていません。