先月から夏の高校野球の予選が始まり、本県からは青森山田高校が、抜群の投手力と猛打で甲子園への切符を手にしました。
スポーツの世界では、たとえ実力伯仲であっても、1位と2位とは雲泥の差があります。ましてや1,2回戦で敗退したところなど、一般には、話題にものぼりません。
音楽はどうでしょうか。
先頃仙台で開催された国際音楽コンクールでは、聴衆が投票して自分たちが一番感動したプレイヤーを選んだり、1次、2次予選を通過できなかった人にも、市内のホールで演奏するチャンスを与えようとする試みがなされ、音楽を愛する市民も協力しているといいます。
とてもすばらしい!
コンクールの企画全体がおおきな音楽なのですね。
演奏はアーティキュレーション、フレージング、ダイナミックスなどを、楽譜どうりに正確に演奏すればよいかというと、そうでもないのです。
何故ならそれらのファクターは、時間のなかで流動しているからです。
音楽は時間の芸術であり、平面の楽譜には書ききれないのですね。
そしてそれらをクリアしている人達による高度なコンペともなれば、1位と2位は98%同じ領域を占めているといってもよいでしょう。
でも2%という残りは、ヒトとチンパンジーの違いと同じなのです。(ゲノム解析による)
芸術は深遠ですね。

