「ロンド形式」
小さい頃、誰かが言ったのを聞いたのでしょうか。
「ロンドンけいしき」だと思っていました。
まだ「形式」が何かも知らない頃のことです。
小学校の頃、
毛布がわりに、寝転がっていた、一枚の大きな世界地図
世界の国々や山、川、湖などに思いをよせていたボクでした。
すごい先生がいて
そんなボクをみて、みんなが別のことをしているj授業時間なのに
ボクに模造紙を与え、地図を書かせてくれたのです。
当然「ロンドン」は知っていました。
「ロンドン形式」があるんだから「パリ形式」や「ワシントン形式」もあり、
何の形式だか知らないが
「カイロ形式」「カルカッタ形式」なんて面白いなと
一人楽しんでいたのです。
中学校に入り、楽典を勉強するようになって
初めて、「ロンドン」ではなく「ロンド」で
「回旋曲」というのだと分かりました。
AーBーAーCーAが基本で
B,Cは性格や調などが変化するものでしたね。
それが、いろいろ発展していき、
ソナタ形式と結合して「ロンドソナタ形式」ができたのでした。
これらの形式は何故できたのか。
音楽に限らず、あらゆる分野で「形式」が使われるのは何故かというと
「私達にとって心地よい」からに他なりません。
ならば何故心地よいのかと考えを進め、ふと気がついたのです。
A、B,C、Dは代表としてアルファベットを使っているだけで
べつになんでもかまわないのですね
ボクは、きっとA、C、G、T、からきていると思ったのです。
「アデニン」「シトシン」グアニン」「チミン」・・・DNAの塩基配列ですね。
誰にでも4個しかない最小単位ですが、
それからすべてが始まります。
23世紀になって、どんなに破調を志し、
いかに新しさを求めたにしても
そのなかに必ず形式が生まれるでしょう。
いや、いずれは、そこに戻るにちがいありません。
いわば、その時
人は無意識のうちに人に還るのですからね。
2007年、明けましておめでとうございます。
私達は便利さを追求するあまり、何か忘れてはいませんか
今年は「人が人に還る」へ、
一歩踏み出す年となるでしょう。

