和音は、それ自体自分の存在証明をすることが出来ません。
たとえばC(ドミソ)はハ長調のⅠとは限りません。
ト長調のⅣやヘ長調のⅤ、そしてホ短調のⅥかもしれません。
そこでその和音の前に別の和音をもってきて、
たとえばGーC、FーCのように繋げてみます。
それでもやはりト長調のⅣやヘ長調のⅤかもしれません。
G7ーCとしたらどうでしょう。
このCはハ長調のⅠにきこえてきます。でも理論上まだ不十分です。
ではどうすれば良いのでしょうか。
Cから始め、CーG7ーCと繋げればよいのですね。
このように調を確定する最小の単位をカデンツといいました。
推理小説なら、さしずめG7はCのアリバイです。
CにとってG7は自分の存在を証明してくれる
ラッキーな人といえるでしょう。
さて助けてもらったら、お礼をしなくてはいけません。
だから、ある時Cはセブン(C7)に変身してFのアリバイとなり、
FはF7になってBbの、BbはBb7となってEbのというように、
助け合いながら12の調を巡り又Cに戻るのです。
実はこれは十二支と同じなんですね。
「Db生まれは食うには困らない」なんてことがでてくるのです・・・ウフフ。
(あっ!余談になりました)
つまりセブンはラッキーなのです。
「ラッキーセブン」というのは
和声進行から導き出されたのかも知れませんね。
「あなたのセブンになりたいのです」
なんて言われてみたいですね。

