ハーモニーは大脳新皮質に関係するものなのか、
人間以外でハモったという話は聞かない。
リズムは生命体そのものであり、
メロディーも多くの生物が発信している。
しかしハーモニーは人間だけだ。
つまり、ハーモニーは人間の証明といってよい。
日本的に言えば、声を和することである。
それを研究、体系化したのが「和声学」であり、
それはそのまま心を和するという
より高次な世界に相転移する。
「心を和せよ」
古来多くの人たちによって言われてきた。
しかし和声と和心を結びつけて体系ずけたという話は聞かない。
あまりにも当たり前なので盲点になっているのだ。
ここで「和心学」を提唱したい。
まず声を合わせることから始め、合唱にする。
本来誰でもそうしたいと思っているのだ。
カラオケなど、多くの人に親しまれている分野でも、
ハモリたくなっているではないか。
やはり人間の証明なのだ。
無意識に「人間である」と叫んでいるのだ。
歌をうたうのに国境はない。
声を合わせ、心を合わせることは、
自分を主張しながらも、相手の主張に耳を傾けることになり、
そこにハーモニーバランスが生まれる。
殺伐な雰囲気が漂う今こそ、それが必要だ。
にもかかわらず
人間にしか与えられていない
すばらしい機能を
使わずに埋もれさせてしまうのは
行かない選挙、買わない宝くじだ。
みんなでハモろう。
声も心も。
「和心学」は
結果的に人類発展につながるのだ。

