No.55

小さい音による演奏は、とても難しいものです。
音楽では、本来「p」は弱く「f」は強くという一般的見方は通用しません。
言い換えれば強い「p」や弱い「f」があるのですね。

感情は、抑えればおさえるほど内圧が高まるように、
「p」こそ、最大の緊張感をもって訴えかけ、
聴衆は耳をすませ、固唾を飲んで聴きいるのです。
そんな心に浸透する演奏は、
既に物理的な強弱を超えて、その深さを追求しているのですね。

チャイコフスキーは「p」を6個も使用していますが、
その音楽の深さは、「p」の数の2乗に比例した感動を与えてくれるのです。

p.pp.ppp.pppp.ppppp.pppppp...万歳!

♯ さて上記の「p」群はなんと読むのでしょうか

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