ライトモチーフというのがありました。
人物、行為、感情などを象徴する楽句であり、
それによって音楽を構成し、楽曲の統一を図ろうとしたもので、
ベルリオーズが用いた「固定観念」などを経て、
ワーグナーの楽劇によって確立されたと言われています。
このことは、作曲家の考え出したもののようですが、
じつは、音楽に限ったことではなく、
私達人間がそれぞれのライトモチーフをもっているのですね。
古来生年月日による占いが継続してきたのも、
まずは、自分のライトモチーフを発見するためなのです。
その内容から、こんどは自身のモチーフをを創作し、
その二つを縦糸と横糸にして編んだ絨毯のうえを、
私達は歩いているようです。
広い野原をさまよっているよなもので、
立ち止まると、どっちへ行ったらよいか分からなくなってしまいます。
勇気をもって歩き始めると、次の道が見えてくるのですが、
どうしても編み損なったところがあったりして、
突然穴に落ち込んでしまったりします。
でも心配はありません。
穴にはほつれた糸がたくさんついていて、
その気になれば登ることができます。
登りたくない時には、
穴を抜けて進み、新しい絨毯を創造すればよいのです。
新年度を迎え、
皆様には、新たな一歩を踏み出して下さいね。

