ホモ・ネアンデルターレンシス
ロシアのカラニコフ通信は、
2016年2月1日、シベリア、ヴェルホヤンスク山脈のエイチ山麓にある、
極地古生物研究所内で、
8人が高熱と嘔吐を繰り返した後、全員死亡したと報じた。
彼らは先頃、永久凍土の氷のなかから49000年前に生息していた
体長18センチのカエルを蘇生させて一躍有名になった、
スターリン大学調査団のメンバーで、
国際カエル学会でA級トードと命名されることが決まっていたため、
この記事は世界の注目を集めた。
直ちに研究所を封鎖した国立疾病センターは、
所内の状況から、
カエルが生存状態のまま組織検査を試みていたと思われ、
その間なんらかの事故により
カエルがもっていた抗生剤耐性ウイルスに感染したものと断定した。
感染力は非常に強いと推察されたが、
現場近辺は、ほとんど無人であり、
また、氷点下60度を超えるの極寒のため、
蔓延の恐れはないと発表した。
解剖の結果、死因は、現在では枝分かれしている各型のすべてを包含した
A,B,C融合型インフルエンザウイルスによる感染症と判明。
ワクチンなど関係研究のため、にわかに件のカエルがクロ-ズアップされ、
国際ウイルス命名学会は、これをA級トードBCウイルスと命名した。
2月29日のカラニコフ通信は、
49000年前といえば、2008年にシベリアの洞窟で発見された人骨、
デニソワ人と同時期に生きていたことになる。
彼らのDNAは、
35000年前に絶滅したネアンデルタール人と近縁であることから、
スターリン大学のホモレンスキー教授は
「ネアンデルタール人の謎の絶滅は、このウイルスによる可能性が高い」
という談話を発表したと報じた。
2020年、オリンピックの年。
モーツアルトのレクイエムの、全曲自筆楽譜がバチカンの地下で発見された!
なんてことにならないかな・・・。
研究家・演奏家を悩ませている、バッハの無伴奏チェロ組曲の自筆譜も見つかって欲しいです (*^_^*)