3月は卒業式の月ですね。
今年卒業する皆さんに、心から幸多かれと願っています。
・・・整然と次第をたどるなかで、様々な学園生活が想起され、
悲喜こもごもの「気」が生まれます。
やがてそれは、音と静寂の中で微妙に交錯し、
高まりながらホールを漂い始めるのです・・・
私はその若い「気」に囲まれてピアノを弾きながら、
何度、別れと出会いを繰り返して来たことでしょう。
そして、その度に、私自身も再生されていくのを意識し、
至福の時を迎えていたのです。
仰げば尊し我が師の恩は
我が教え子の恩なのですね。
人は一つを卒業すると、新しい始まりが待っていて、
それを卒業すると、又新しい始まりが待っている。
好むと好まざるにかかわらず、、
あらゆる時点において、
何かを卒業し、新しい旅に出なければならないのです。
・・・たとえそれが、人間自身を卒業するとしても・・・。

