NO145

弘前は今日からネプタ祭りです。
上の写真のような、扇ネプタが街を練り歩きます。
「ヤーヤドー」のかけ声も勇ましく、粛々と行進したり、
囃子に合わせて飛び跳ねたり、
町全体に熱気が広がります。

沿道に、何列にも並び、陣取った人たちは、
それぞれのネプタの出来映えに目を見はり、
歓声と拍手が鳴り止みません。

  しかし、
  最近すこし気になっていることがあります。
  太鼓のリズムに、かなり変化が現れてきました。
  笛の旋律にも同じことが言えます。

  楽譜を持たない音楽は、長いこと続いてきているうちに、
  時代や、場所、そして演奏者などによって
  少しずつ変わってくるものです。

  勿論「じょんから節」のように、
  旧節、中節と、はっきり区別しているものもありますが、
  たいていは、
  そのほうが歌いやすかったり、
  旋法の変化などによって
  いつの間にか変わってくるのです。

  それが悪いとは、言いませんが、
  それはあくまでもバージョンnとしであり、
  正調は正調として守り残し、
  次の世代へ、受け継がれて行くべきものではないでしょうか。

ネプタに限らず、
大いに楽しいから良い、
人がたくさん集まり、盛り上がったから良い。
だけに留まっていては、すこし寂しいですね。
 
時には原点を見つめなおすことが大切でしょう。

ネプタが終われば、8日、立秋ですね・・・。

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