弘前は今日からネプタ祭りです。
上の写真のような、扇ネプタが街を練り歩きます。
「ヤーヤドー」のかけ声も勇ましく、粛々と行進したり、
囃子に合わせて飛び跳ねたり、
町全体に熱気が広がります。
沿道に、何列にも並び、陣取った人たちは、
それぞれのネプタの出来映えに目を見はり、
歓声と拍手が鳴り止みません。
しかし、
最近すこし気になっていることがあります。
太鼓のリズムに、かなり変化が現れてきました。
笛の旋律にも同じことが言えます。
楽譜を持たない音楽は、長いこと続いてきているうちに、
時代や、場所、そして演奏者などによって
少しずつ変わってくるものです。
勿論「じょんから節」のように、
旧節、中節と、はっきり区別しているものもありますが、
たいていは、
そのほうが歌いやすかったり、
旋法の変化などによって
いつの間にか変わってくるのです。
それが悪いとは、言いませんが、
それはあくまでもバージョンnとしであり、
正調は正調として守り残し、
次の世代へ、受け継がれて行くべきものではないでしょうか。
ネプタに限らず、
大いに楽しいから良い、
人がたくさん集まり、盛り上がったから良い。
だけに留まっていては、すこし寂しいですね。
時には原点を見つめなおすことが大切でしょう。
ネプタが終われば、8日、立秋ですね・・・。