風の11・・・4
「カイロスの時に遊んでみたいものですね」
時間は過去から未来へ一定の速度で、
一定の方向に流れているわけではないと思うようになったのは、
30歳を過ぎたあたりでしょうか。
お恥ずかしい話しですが、
それまで、感覚で分かっていても
それを「カイロスの時」と言うことを知りませんでした。
集中している時はあっという間に過ぎ、
退屈な時は長く感じた経験は、誰しも持っていることと思いますが、
そのような人間の心理的で、
個々人によって、まったく異なる時間を言うのだそうです。
発展すると、
繰り返したり、逆流したり、止まったりする時間ということになるのです。
現在では、相対論や量子論によって
時間の矢が速度も方向も一定ではないと証明されています。
しかし実際に私達がそれを経験するには、
まだ時を待たなければ、ならないでしょう。
とすれば、
自分自身の心のありようを意識的に変化させて、
カイロスの時に入り込み、
その、実際にはまだ経験出来ない複素数時空間に
遊んでみてはいかがでしょうか。

