NO119

風の11・・・NO10

「何かを口に出す時は、それを超えた時なのですね」

脳は常に、なにかを見聞きし感じ、
それを、以前から内蔵しているものと比較検討しています。

その結果、言葉として語る時点では、その内容を超えているのです。

この作業は一瞬のときもあれば、長い年月を有することもあります。
いずれにしても、言葉として表面化させるときには、
自分のなかで、十分に咀嚼され、栄養となり、
すでにその次の段階に進んでいるのですね。

これは教養と言うのでしょうか。

そうでない人の話は、すぐに分かります。
なかには、昨日のテレビで得た知識(それも熟成されていない)を
あたかも自分の考えのように語るひとがいます。
「なるほど」などと、同じテレビを見ていた人が
合わせているのが分からないのでしょうね。

雑談は別としても心したいものです。

桜に梅の花が追いつきました。
毎年春がやって来るとは限らないのかも知れませんね。

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